2017/07/25

フリーランスが知っておきたい「4つの税金」について解説!

フリーランスとして働く場合、収入に対する納税は自分で行わなければなりません。
会社員のように給料から天引きされないので、それぞれの税金についてしっかり理解しておく必要があります。

フリーランスになって「税金ってどうやって払えばいいの?」「いくらぐらいかかるの?」と疑問を持っている人もいるでしょう。
そこで今回は、フリーランスが支払う税金の種類、計算方法などをお伝えします。

フリーランスが支払う税金は大きく4種類

フリーランスが収入に対して支払うべき税金は以下の4つがあります。

  • 所得税
  • 住民税
  • 個人事業税
  • 消費税

個人事業税と消費税については、一定の売上を超えた場合に収める必要がある税金です。
では、各税金について詳しく説明していきましょう。

1:所得税について

所得税とは、前年の1月1日〜12月31日までの総所得から算出され、毎年3月15日までに納税することになっています。

所得税を算出する際に注意したいのが、以下の「収入」と「所得」の違いです。
「収入」とは売上金額であり、「所得」とは収入から必要経費を差し引いた金額となります。
これを踏まえた上で、所得税を算出するには以下の順に計算をしていきます。

  • 収入 - 経費 = 所得
  • 所得 - 各種控除 = 課税所得
  • 課税所得 × 税率−控除額 = 所得税

ちなみに各種控除については全ての人が対象となる基礎控除38万円があるため、1年間の合計所得が38万円を超える場合に所得税を納税する必要があることになります。

また所得税は累進課税制度といって、所得金額に応じて税率が高くなる仕組みとなっています。
所得金額に応じた税率は以下の通りです。

(出典:国税庁|所得税の税率

では、実際に所得税を算出してみましょう。

「年間の売上:400万円、経費:80万円」の場合は、所得税はどれぐらいになるのでしょうか?

  •  400万円- 80万円 = 320万円(所得)
  •  320万円- 基礎控除38万円 =282万円( 課税所得)
  • 282万円 ×10% −97,500円 = 184,500円(所得税)

このように、184,500円が収めるべき所得税となります。

2:住民税について

住民税とは市町村民税(23区では特別区民税)と道府県民税(東京都では都民税)の総称です。
さらに、個人が支払う個人住民税は個人住民税にはいくつか種類があり、通常は次の2つを合算して納めます。

  • 所得割:前年の所得金額に応じて課税される
  • 均等割:所得金額にかかわらず定額で課税される

また住民税は、1月1日現在の住所地で、前年の1月1日から12月31日までの1年間の所得に対して課税されます。
そのため、1月2日以降に他の市町村に転居した場合でも、1月1日現在で居住していた市町村に全て納付しなければいけません(この場合、その年度の住民税は転居先の市町村から課税されることはありません)。

そして、フリーランスの場合は「普通徴収」という徴収方法となります。
通常、毎年6月に、市町村・特別区から納税義務者に税額通知書(納付書)が送付され、この納付書により市区町村役場や金融機関などの窓口で支払います。
納期は6月・8月・10月・1月などの年4期となっていますが、支払い月は各市区町村によって異なります。

また、住民税の計算方法などの基準は自治体によって異なりますので、自身の管轄の市役所・区役所で確認してみましょう。

3:個人事業税について

事業所の所在地として申請をしている都道府県に収める税金です。
「税率」は3%〜5%の間で業種によって変わるため、まずは自分の業種が課税の対象かどうかと、税率がいくらなのかを確認しましょう。
例えば、課税所得金額が500万円で事業税率が5%の場合、(所得500万-控除290万)×0.05(税率5%)=105,000円が事業税となります。

事業主控除が一律年間290万円ある為、1年間の事業所得及び不動産所得が290万円以下の場合は、個人事業税を納付する必要はありません。
納付は通常、8月と11月の年2回で、確定申告をしていれば対象者には納付書が送付されます。

4:消費税について

フリーランスの場合、消費税は「課税売上にかかる消費税額(預かった額)」から「課税仕入にかかる消費税額(支払った額)」を引いた「差額」を税務署に納めます。
ただし納税義務は、年間の課税売上高が1,000万円を超える場合のみに限ります。
例えば以下の通りです。

  • 商品仕入れ代金1,050万円(そのうち消費税50万円)
  • 商品売上額  1,575万円(そのうち消費税75万円)

この場合は、75万円-50万円=25万円 25万円を税務署に納税します。

まとめ

フリーランスが支払うべき税金は以下の4つになります。

  • 所得税
  • 住民税
  • 個人事業税
  • 消費税

フリーランスになるとこれらの納税手続きをすべて自分で行わなければいけません。
それぞれ、税金の計算方法、支払い方法などが異なる為注意しましょう。


ていえみ

自然女子ブロガー/フリーライター いなフリいすみ1期生。ブログやインスタで自然や四季を感じるスポットや写真を発信してます。会社を辞め、個人が自分の好きや得意を活かして働く方法を模索中、広めたいと思ってます。現在は千葉県いすみ市にプチ移住中。