2017/12/12

「小さな変化を与えたい」と思った私は、田舎フリーランス養成講座のためにフリーランスを辞めた

田舎フリーランス養成講座運営マネージャーの野里和花です。

2017年11月、わたしはまだ、フリーランスとして生きることを目指す受講生の一人に過ぎませんでした。

それが一年経ち、今では運営元の「株式会社Ponnuf」で社員として、田舎フリーランス養成講座の全体的なマネジメントに関わっています。

田舎フリーランス養成講座とは、webスキルを教えることで田舎でも生きられるよう独立を支援するプログラムです。
その運営マネージャーである私が、どうしてフリーランスを辞めて会社員になったのか。
そして、田舎フリーランス養成講座をどういう想いで運営しているのかをお話ししたいと思います。

わたしは「ゆるふわ新卒フリーランス」だった

大学3年の秋、みんなが一斉にリクルートスーツを揃え出した頃、わたしは呑気に「大人になりきれていない気がする」なんてことを真顔で言っていました。

就職、就活、初任給、キャリア、人生設計…そのどれもがあまりに自分に遠く、それぞれの足に黒のヒールがぴたっとはまるなか、私だけ子供ぽい丸いフォルムのパンプスに白いソックスを履き、大学3年が飲まれるべき波のなかで呆然と立ち尽くしていたのです。

「なんか違う」と。「わたしのやりたかったことはなんだったっけ?」と。

そうしてわたしは、就職はしないという道を選びました。
独立して叶えたい夢があるんだ、なんてものはこれっぽっちもない、ゆるふわ新卒フリーランスに、いつの間にかなっていたのです。

田舎フリーランス養成講座との出会い

高校時代の憧れだった「留学」を大いに満喫し、やっぱりわたしは覚悟もなく上京してフリーのライターになりました。

しかし、コネなし、スキルなし、お金なし。

「フリーランス」というより「フリーター」がしっくりくるような生活を送っていたわたしは、ようやく焦りを覚え始めます。このままじゃまずい、と。

そんなときに出会ったのが、田舎フリーランス養成講座です。

開催場所である千葉県富津市金谷に、わたしは一度だけ足を運んだことがあり、そこでの時間にすっかり魅了されていました。

変わるにはぴったりの環境かもしれないと、思い切って飛び込むことにしました。

田舎フリーランス養成講座で過ごした時間

田舎フリーランス養成講座では、フリーランスとしてお金を稼げるために、ライティング・サイト制作・デザインのスキルを学びます。

わたしはなにをしていたかというと、田舎フリーランス養成講座の開催場所の雰囲気を味わい尽くしていました。
金谷という土地、そこにあるコワーキングコミュニティ「まるも」、まるもで日々を送るフリーランサーたちと養成講座の受講生。

庭に居場所がないと感じながら育ったわたしにとって、そこは初めて「場所としての」価値を感じられる場で、移住を決意するのも至極当然の流れのように思えた。

幼少期、押さえ込んでいた分がまだ眠っていたかのように、いっぱいに笑い、いっぱいに泣き、子供のように伸び伸びと過ごしました。
健やかな時間でした。

田舎フリーランス養成講座が修了してもその余韻から抜けられず、5週目に突入し、流れているのは相変わらず心地よい時間。

田舎フリーランス養成講座の運営になる

2017年11月に田舎フリーランス養成講座を受講したわたしは、そのまま金谷に移住して、田舎フリーランス養成講座の運営に携わるようになりました。

 

わたしはこの1年間で、約80名の受講生と関わってきました。

その中には、社会の枠組みで生きづらさを感じていたり、自分の進むべき道が分からなくなっていたり、と、まるで田舎フリーランス養成講座に迷い込んできたような人もいます。

1カ月。たった1カ月で、そんな人たちの何が変わるというのでしょう。

急に前職の給料が稼げるかといえばそんなはずはありません。ブログがバズりまくってプロブロガーになれるかといえばそんなことないです。簡単にみんなフリーランスになるかと思えば、転職の道を選択する人もいます。

はっきり言って、わたしは、1カ月で人生が変わるなんてことを期待しないで欲しいと思っています。

でも、それが人生でなくとも、変わるものがあるのは確かです。

表情だったり、信じるものだったり、お金の価値だったり、毎日の習慣だったり。
人生を変えたいと望んでやって来る人にとっては、あまりに小さな変化かもしれませんが、それが確実な一歩になることが少なくありません。

田舎フリーランス養成講座の最終日、晴れやかな表情をする受講生たちを見ていると、いつも苦しく、彼等の門出を祝う嬉し涙と違ったものが目に浮かびます。

フリーランスを辞めて「会社員になること」を決意

フリーランスとして本格的に活動をして10カ月、生活に余裕ができる程度にまで稼げるようになり、わたしは会社員になりました。

講師やメンター、運営スタッフなど、それまでも様々な形でずっと関わってきましたが、「これはこの先の長い将来でも、関わっていきたいと思える事業だ」と強く感じました。

そして、株式会社Ponnufに入社して運営マネージャーになり、田舎フリーランス養成講座を引っ張っていこうと思ったのも就職を選んだ理由のひとつです。

 

前記したとおり、ここへやって来る人のなかには、疲労が重くのしかかっている人もいます。

そんな人が、小さな変化さえ手に入れられず、ずっと窮屈なまま身動きがとれなくなってしまっていると、一体どうなってしまうのでしょうか。

考えるだけで怖くて、でも、そんな環境下にいる人はきっとたくさんいると思うんです。

 

わたしは、田舎フリーランス養成講座をより良いものにしたい。それと同時に、より多くの人に知ってもらいたい。

そうすることで、たったひとりの人生を劇的に変えることはできなかったとしても、小さな変化をたくさんの人に分け与え、そこからさきはきっと自力で進んでくれると信じています。

その先がフリーランスじゃなくてもいいんです。会社員でも、起業家でも、専業主婦でも、なんだっていいから、たった1か月という時間をここに費やしたことで、その先の何年、何十年という人生にまで響く小さな変化があるかもしれないということに気づいてもらいたいのです。

夢を叶えることができた

わたしの学生時代からの夢は、マイノリティが生きやすいスペースを作ることでした。
田舎フリーランス養成講座を通して、マイノリティだけに捉われず、社会のなかで押し殺されている人、すべてに働きかけがしたいと、わたしの夢は膨らみました。

ゆるふわ新卒フリーランスだったわたしでも、生計を立てられるようになったので、フリーランスになるってそんなにすごいことではありません。
田舎フリーランス養成講座に参加すると人生が変わりますよ、なんてとてもじゃないけど言えないので、実際は大したことないのかもしれません。

でも大したことなくても、他人の決定ではなく、自分の意思で可能性を広げられることに大きな価値があると思います。

実際、わたしは何の覚悟もないまま、「就職の流れはなんか違う」という直感のみでフリーランスになりました。

そして、田舎フリーランス養成講座を受講中にスキル面では大きな成長はなかったものの、その後、仕事の幅が増え、就職を選択しています。

可能性が広がったから、夢が現実味を帯びて、そこに意思が生まれたのです。

「わたし自身が感じたその価値を、これからも提供していきたい」そんな想いで田舎フリーランス養成講座を運営しています。

 

次回の田舎フリーランス養成講座は2018年2~3月の開催です。
募集は始まっており、すでに数名の応募があるので、気になる人はお早めにどうぞ。
(⬇︎下記の画像をクリックすると詳細ページに移動します)


田舎フリーランス養成講座運営局

田舎フリーランス養成講座の運営局です。田舎フリーランス養成講座の日々の情報を発信しています。