2016/12/06

田舎フリーランス養成講座の醍醐味「地域とつながること」

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こんにちは。田舎フリーランス養成講座スタッフの石丸です。
田舎フリーランス養成講座には大きく分けて3つのテーマがあります。

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フリーランスの方向性や独立スキルは都内でも教えてくれるところがあります。
僕は過去の受講者として皆様に一言伝えておきたい。【地方にこそ仕事の種がたくさんあるんだよ】ってことを。

 

田舎フリーランス養成講座で行った代表的なワークショップ3選

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田舎暮らしは確かに不便な点も多いかもしれない。けれど、生きていくための根源的なスキルと言いますか、長い年月を重ねて培われてきた先輩方の知恵や経験を、楽しみながら学ばせていただいている。

不便だなぁと感じるところが実は「仕事の素」だったりもする訳で。そこに気づき、行動していくことで自分なりの地域との関わり方みたいなものが開けてくることもある。

そんな地域との交流や体験をさせてもらう「地域関連講座」について、過去にどういった取り組みを行ってきたかを今回は3つほどご紹介していきたいと思います。

 


有機農業体験 & 古民家ひぐらし体験@びろえむ邸


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千葉県南房総市で有機農業を営む農家のびろさんに農業のことや、本当の意味の田舎暮らしとは、といったことを教えてもらいます。

8月には蕎麦を植えに行ってきました。ものすごく暑かった。二日間かけて一生懸命植えた。

けど9月の台風ラッシュにより僕たちの植えた蕎麦はほとんど実をつけることはありませんでした。

これが農業です。自然が相手です。作物という生命が相手。

大切に育ててもイノシシに食べられたり。植えてみたけど思うように育たなかったり。

でも、愛情を持って育てられたびろさんの野菜たちは、僕たちがスーパーで買うような綺麗な形ではないけれど、カラフルでどれも味が濃くて嚙みしめるたびに心に沁み渡るような。そんな強さと優しさを持った野菜たちです。

びろさんのお家「びろえむ邸」にはガスコンロがない。正確に言うと「あったけど、とっぱらった」

今はかまどと薪ストーブで調理をしていて、3匹の猫たちも「あー。今日は寒いね」と暖をとりにストーブの近くにやってきてはゴロゴロと喉をならし寝転がる。

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「火がある」っていう現代において当たり前の現象は、実は結構すごいことで。
でも現代において「薪を使って生活してる」これもまた結構すごいこと。

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この薪ストーブで料理を作る。それはもう温かくて暖かくて。自然の恵みってこんなにもパワーがあるのか。体の芯に響き渡る。

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両方の生活を知ることで、自分の中に新しい価値観が生まれ、柔軟な発想を持ち、自分が今後どうしていきたいのかが見えてくる。これは田舎に来て体験してみないとわからない事です。

【びろえむワークショップ体験記事】
『農業体験は幸せの”おすそ分け”だと思った。』→4期生 石丸敬将
『豊かさ欲しけりゃ、田舎にGO!スローライフと食について考えさせられた。』→4期生 大津維斗
『火と暮らし、人と暮らし』→6期生 小倉望未

 


釣り体験 & 魚料理ワークショップ@西野さん


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雑誌や本を自ら執筆・編集・出版している西野さん。趣味である釣りの本が大ヒット。以来自分の好きな事で暮らしているかっこいい大人だ。

自宅のログハウスは仲間と一緒にセルフビルド。男のロマンがつまりすぎててどこから手をつけていいか分からないほどだ。

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で、その釣り名人の西野さんに釣りを教えていただく。一見ただのレジャーにも感じられるこの講座だが、「魚を捕獲し、捌いて食べる」というまさに生きることに直結する知っておいて絶対に損しない田舎暮らしの醍醐味だ。

そもそも肉や魚を捕獲し、野菜を収穫したとして、それを調理できなければ食する事ができないのだ。
外食産業の少ない田舎において料理スキルもまた必要な要素の1つかもしれない。

11月の受講生はハゼを釣り、それを天ぷらにして食べた。

針と糸を結ぶだけで苦戦し、エサであるイソメというミミズのような生き物を針に付ける事もままならない。魚を釣るって結構難しいのだ。ワーキャー騒ぎながら始まったハゼ釣りも次第に真剣みを増し、なんとなく皆コツもつかんでいた。

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釣れた魚を自分たちで捌いてみる。まだ生きている魚を捌く事もそうそうない。それを贅沢に天ぷらにする。

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西野さんの畑でとれた野菜も一緒に天ぷらにする。和食を中心に飲食店で10年ほど腕をふるってきた僕が今回、天ぷら作りをレクチャーさせていただいた。

しかし、素材が良すぎるので難しいことはする必要がない。もちろん色んなコツは伝授するが、シンプルに天粉をくぐらせパチパチと揚げていくだけだ。

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自ら釣った魚はやはり格別で、ハゼという魚屋にも並ばないような小さな魚でもサクッとフワッと口の中でしっかりと主張し、僕たちを笑顔にしてくれる。

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「美味しいね」

 

この言葉は食べる方も、作る方も幸せになれる魔法の言葉なのかもしれない。

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【他にも西野さんに教えてもらった事】
『[南房総]農業体験・稲刈りをやったよ!(千葉県富津市金谷)』→3期生 小林勝宗
『チェーンソー初体験!古民家シェアハウスの裏の林を開墾した話』→5期生 大西知宏

 


鶏解体ワークショップ@ベジタブルサークル滝田くん


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このワークショップはヘビーだった。そのぶんだけ新しい価値観が得られたのだけど。
千葉県一宮市にある「さいのね畑」の竹川さん夫妻に会場と鶏を提供していただいた。

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ベジタブルサークルの滝田くんが鶏についての知識や捌き方をレクチャーしてくれる。

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滝田くんはこの「さいのね畑」で1年間研修生として働き、今回のこの鶏を一生懸命に育ててきた言わば育ての親。その愛情を込めて育てた鶏を今回特別に捌かせていただいた。

走り回る鶏を捕獲、屠殺し、解体し、食す。

普段何気なく食べている鶏肉。スーパーに並んでいる時にはすでに鶏の形はしてなくて。その姿からは、そのお肉が命であった事を想像しにくい。最近の子どもに”魚の絵を描かせると、切り身を描く”みたいなことが現代には実際にあるのだ。

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捕まえた鶏はまだ温かく、けたたましく叫び声を上げる。「まだ生きたいんだ」と必死で抗う。

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食べるってこんなにも大変な事なんだろうか。必死で鶏と向き合う。ササミの場所もレバーもハツも砂肝も、どんな形をしているのか知る事ができた。

今回このお肉を調理させていただいたのだが、実はこの鶏、食用に育てられた鶏ではない。卵を採るために育てられた鶏。普段からガッシガシ走り回っていて、非常に筋肉質で食べるとゴムのように硬い。

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色んな調理法で美味しくいただく事ができた。

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普通の鶏肉を使うよりも手間はかなりかかるけど、旨味は強い。自分たちが捌いた新鮮で特別な鶏である事も美味しさを倍増させる。

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養鶏という仕事。老いてくると産む卵の数も少なくなり、餌代のほうがかさんでしまうため本来は廃棄になるそうだ。今回は特別に捌かせていただいたが、廃棄になるものを食べられるように加工して販売ルートも確保できれば立派なビジネスになる。

「食育」という大きなテーマはもちろんの事、ビジネスとしてもヒントがすごく詰まったワークショップだった。田舎にはそういう仕事の素がたくさん落ちているのだ。

 

0を1にする仕事なら断然田舎の方が多い

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都会の方が確かに仕事は多いかもしれない。でも都会にあるほとんどの仕事は「レベル5くらいのものを7まで引き上げる」みたいな仕事が多い。言われた事を淡々とやっていればなんとなく成果のようなものも出やすいことがある。

田舎に転がっているのは仕事になる前の「仕事の素」だ。これをアナタなりの視点とアイデアで自分にしかできない仕事に昇華させる事ができるのだ。0を1にする。これほどやりがいのある仕事があるだろうか。

幸いにも「まるも」のある金谷は地域との交流も盛んだし、様々な分野の人が出入りしている。アナタのそのアイデアは形にしやすいのだ。この先行者優位の地域に眠る「仕事の素」を田舎フリーランス養成講座で見つけませんか?